こんにちは!かいりおです!
「お前には無理だよ」——これは、誰かに言われた言葉ではありません。僕自身が、自分の心の中で何度も繰り返してきた言葉です。野球をやっていた学生時代も、社会人になってからも、何か新しいことを始めようとするたびに、「できるわけがない」「どうせ続かない」と、心のどこかでブレーキを踏んでいました。
でも、苫米地英人さんの『「言葉」があなたの人生を決める』を読んでから、その“ブレーキ”の正体がはっきりと見えました。それは「言葉」だったのです。もっと言えば、自分が自分にかけていた“呪いの言葉”です。
この感想文では、本書を読んで僕がどんな気づきを得たのか、そしてどのように自分の考え方や行動が変わったのかを、僕の実体験を交えて書いていきます。「何かに挑戦したいけれど、自信が持てない」そんな人にとって、少しでも背中を押すきっかけになれば嬉しいです。
「自分にはできない」という言葉がすべてを止めていた
僕のこれまでのキャリアは、決して順風満帆とは言えません。建築設計の専門学校を出たあと、施工管理の会社に就職したものの、わずか3日で退職。その後、日本郵便や左川急便で委託の仕事を経て、今はヤマト運輸で働いています。副業としてLINEスタンプの制作やインスタグラムの運用にもチャレンジしましたが、結果はどれも続かず、失敗に終わっています。
なぜ、続けられなかったのか。なぜ、踏み出したのに前に進めなかったのか。それは、「どうせ自分には無理だ」という思い込みが根底にあったからです。
本書では、「言葉が信念を作り、その信念が行動を決める」と書かれていました。つまり、「できない」と思えば、実際に行動も縮こまり、結果として「やっぱり無理だった」という現実を自分で作り出してしまうのです。
野球でもそれを感じたことがあります。草野球でピッチャーを任されたとき、「どうせ抑えられない」と思ってマウンドに立つと、案の定フォアボール連発。逆に「自分ならできる」と信じて立ったときは、不思議とコントロールが安定し、結果もついてきました。
信じるかどうか。たったそれだけで、パフォーマンスが変わるというのは本当に衝撃でした。
アファメーションが“言葉の呪縛”を解いてくれた
本書では、「アファメーション」が大きなテーマとして扱われています。アファメーションとは、自分に対してポジティブな言葉を繰り返しかけることで、無意識にある「できない」という思い込みを「できる」に書き換える手法です。
最初は正直、半信半疑でした。毎日「自分にはできる」「夢を叶える力がある」と声に出しても、本心では「そんなわけない」と思っていたからです。
でも、少しずつ変化が現れてきました。たとえば、以前なら「ブログなんて誰も読まない」と思って書き出すことすらためらっていたのに、今ではこうして文章を綴り、誰かの役に立つかもしれないと信じて公開することができています。
アファメーションは、脳の“臨場感”に訴えると言います。言い換えれば、自分が本当にそうなったかのように信じ込むことが大事なのです。スポーツでもよく言われる“イメージトレーニング”に近い感覚です。
僕は最近、「僕の言葉が誰かの挑戦を後押しする」と声に出して言うようにしています。最初は恥ずかしかった。でも、毎日言っているうちに、ふとした瞬間にその言葉が自分を励ましてくれるようになったのです。
ゴールは「現状の外」にある
もうひとつ、心に刺さったのは「本当のゴールは現状の外側にある」という考え方です。僕自身、「ブログで生活できるようになりたい」「好きなことを仕事にしたい」と思いながらも、「そんなの無理」と自分で線を引いていました。
でも、著者は言います。「今達成できそうな目標は、本当に望んでいるゴールではない可能性が高い」と。
なるほど、と思いました。達成方法がわかっている時点で、それは“既知の範囲内”のゴールです。僕らが本当に求めているのは、もっとワクワクして、でも同時にちょっと怖いような、そんな“現状の外”にある未来なのかもしれません。
草野球でも、新しいポジションに挑戦するのは勇気がいります。ピッチャーなんて特にそう。でも、実際にやってみたら「案外できるじゃん」と思えた。その感覚を、仕事や人生にも当てはめていきたい。そう思いました。
今回はここまで!
また次回のかいりおblogでお会いしましょう!
ではまた!🖐️

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