『仕事ができる人の当たり前』を読んで:自分の「当たり前」を見直すチャンス(前編)

本紹介


こんにちは!かいりおです!

今回は西原亮さんの『仕事ができる人の当たり前』という本を読みました。タイトルからは一見「ビジネスエリートの心得」みたいな堅苦しい印象を受けるかもしれませんが、実際に読んでみると「仕事でつまずいている人」「今から何か始めようとしている人」にこそ刺さる内容ばかりでした。

このブログは、「何かに挑戦したい人になにか一歩踏み出せるように」というコンセプトで運営しています。そんな僕自身も、挑戦と挫折を繰り返してきました。この記事では、僕自身の経験を交えながら、この本を読んで感じたこと、気づいたことを共有したいと思います。

「わかったフリ」は成長を止める

本書の中でまず刺さったのが、「理解していないのに『そうですね』と安易に答えることは、自分自身で疑問にフタをしてしまう行為だ」という言葉です。

思い返すと、最初に就職した施工管理の会社で、僕はまさにこの「わかったフリ」をしていました。現場で飛び交う専門用語や工程の指示がほとんど理解できなかったにもかかわらず、「はい、大丈夫です」と返事をしてしまっていました。結果、指示を間違って理解してしまい、周囲に迷惑をかけることになりました。

それ以降、「わからないことをわからないと言う勇気」こそが、信頼と成長の第一歩なんだと実感しています。配送業の現場でも、略語や地名など不明な点はその場で確認するようにしています。その積み重ねが、仕事の正確性やスピードに大きく関わってきます。

「言葉の定義」から始めることの重要性

「仕事の出発点は“言葉の定義”から始めること」という一文も印象に残っています。

これは専門学校で建築設計を学んでいた頃、よく感じていたことです。たとえば「平面図」といっても、人によって解釈が微妙に違ったりするんですよね。先生と僕の認識がズレていて、図面の指示が食い違ってしまったことが何度かありました。

仕事でも同じです。「急ぎで頼む」と言われても、それが「今日中」なのか「今すぐ」なのかは人によって違います。だからこそ、曖昧な言葉はすぐに確認するようにしています。「つまりそれってこういうことですか?」と定義を揃えることで、ミスや無駄がグッと減るんです。

悪い知らせほど早く伝える

本書では「悪い知らせほど、いち早く伝える」ことが信頼構築に不可欠だと述べられています。

この言葉は、今のヤマト運輸での委託業務にも直結しています。荷物が破損していたり、予定時刻に間に合わなかったりすることもあります。そんなときこそ、早めに正直に伝える。以前は「どうにかごまかせないか」と思っていたことも正直に話すようにしています。すると、不思議と相手の反応も悪くないんですよね。むしろ「ちゃんと報告してくれてありがとう」と言われることもあります。

自分の非を認める勇気は、相手との信頼を深めるチャンスでもあるんだなと思います。

「逆算思考」

僕は小中高と野球部に所属していて、今も草野球を続けています。ピッチャーとしてマウンドに立つとき、一番意識しているのは「この打者をどう抑えるか」を逆算で考えることです。

たとえば、スライダーを見せ球にして最後はストレートで空振りを取るとか。相手がどんなバッターかを踏まえて配球を組み立てていくんです。

この「逆算で考える」という思考は、仕事にも直結しています。たとえば配送のルートを決めるとき、「どう回れば効率的か」「渋滞を避けるにはどうするか」と先を読んで動くことが成果につながるんですよね。

障害を「想定内」にする

本書では「ToDoリストの段階で障害を予測しておけば、実際に起きても“想定内”で対応できる」と書かれていました。

これもすごく実践的な考え方です。僕は朝、出発前にその日のルートや天候、交通状況を確認します。そして「もしかしたらここで渋滞するかも」「この建物は受け取りに時間がかかるかも」と事前にイメージしておくだけで、実際にトラブルが起きても焦らなくなりました。

「想定外の出来事」はゼロにはできませんが、「想定内にしておく努力」は誰でもできます。

やる気は「最初の4分間」で決まる

副業でLINEスタンプを作ったり、インスタ運用を始めたりしたとき、一番苦労したのが「やる気を出すこと」でした。でもこの本に「やる気は後からついてくる。まず最初の4分間を動くことが大事」と書かれていて、まさにそれだと思いました。

最近は、やる気が出ない日でも「とにかく4分だけやる」と決めています。仕事でも副業でも、最初の4分間で集中力が切り替わる感じがするんですよね。

もし今、やる気が出ない…という方がいれば、ぜひ「4分だけやってみる」ことを試してみてください。きっと、そこから動き出せるはずです。

この本から得られる「小さな一歩」

この本には、派手なノウハウは書かれていません。でも一つひとつの言葉が、今すぐ行動に移せる「当たり前」ばかりです。

僕が思う「仕事ができる人」とは、特別な才能がある人じゃなくて、「小さなことをちゃんとやる人」です。そしてその小さな積み重ねが、自分の人生を少しずつ前進させてくれます。

もしこの記事を読んでくれているあなたが、「今の自分を変えたい」「何かに挑戦したい」と思っているなら、この本を手に取ってみてください。そして、自分の中の「当たり前」を一つだけ見直してみてください。

それだけで、明日の景色が変わるかもしれません。

今回はこんな感じで終わろうと思います!

次回、後編も紹介しますのでお楽しみに!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました🙇‍♂️

でたまた!

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